【伊勢】治療法が確立されていない難病患者やその家族らに向けた「地域難病相談会」が、7月7日午後1―3時、三重県伊勢市勢田町の県伊勢庁舎で開かれる。医師や患者当事者らが、医療や生活の困り事などについて相談に答える。県と、難病の患者団体が加盟するNPO法人三重難病連が主催し、毎年県内各地を巡回し開いている。今年は伊勢会場を皮切りに、名張、桑名、鈴鹿の計4会場で開催予定。相談会では、伊勢地区医師会の内科医と整形外科医による医療相談がある。また、パーキンソン病や1型糖尿病、膠原(こうげん)病など13の疾患の患者会が相談に対応。難病でも働きたい人のための就労相談、福祉支援の相談なども受けられる。参加希望者は7月4日までに、電話やメール、ファクスで、県難病相談支援センターに申し込む(当日参加も可)。伊勢保健所管内では、医療費助成を受ける指定難病患者は、2058人(3月末時点)いるという。同支援センターの担当者は「同じ病気の患者や家族らの声を直接聞くことで、不安な気持ちが軽減されることもある。就労や福祉制度など、幅広く情報が聞ける機会なので、相談にきてほしい」と呼びかけている。問い合わせは同支援センター=電話059(223)5035=へ。