【福岡県薬が実証事業】医薬品ボトル再資源化検証‐卸の協力で薬局から回収


ボトルから粒状のプラスチックペレットを生成する福岡県薬剤師会は、福岡県等と連携して、医療用医薬品のバラ錠が入ったプラスチックボトルの再資源化や再製品化を実証する日本初の事業に取り組んでいる。3年間の事業期間のうち2年目となる今年度は、医薬品卸の翔薬の協力を得て薬局からボトルを回収する仕組みを構築し、今月中旬から約5カ月間回収を行う。大日本印刷の協力のもと、再資源化した粒状のプラスチックペレットの物性を踏まえた最適な再製品化を検討し、実際に製造する。将来は、ボトルから剥がしやすいラベルの使用を製薬企業に呼びかけるなど、業界一丸となったSDGs推進体制の整備につなげたい考えだ。福岡県内では推計で年間80トンの使用済み医薬品ボトルが発生する。ボトルは良質なプラスチックで成形されているが、多くは薬局の事業用ゴミの一部として廃棄され、焼却処分されている。[ 記事全文 ]* 全文閲覧には、薬事日報 電子版への申込みが必要です。

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