横浜市立大、変異ウイルスへのワクチン有効性を研究


横浜市立大学は9日、新型コロナウイルスのワクチンが変異ウイルスに対しても有効かどうかを判定する研究を始めたと発表した。日本医療研究開発機構(AMED)、関東化学などと開発した試薬や測定機器を使い、感染を防ぐ「中和抗体」が複数の変異ウイルスに対応しているかを判定する。医療従事者など国内でワクチンを接種した人から血液を採取し、同大などが開発した検査手法「hiVNTシステム」を使って中和抗体を測定する。新たに開発した高感度の測定機器は3時間以内に、これまでに確認されている複数の変異ウイルスに対する中和抗体を一括で調べることができる。研究結果が判明し次第、発表する方針だ。

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