ホンダ、米国で人工呼吸器コンプレッサー生産 月1万個


【ニューヨーク=中山修志】ホンダは30日、米国で人工呼吸器の主要部品であるコンプレッサーの生産を始めたと発表した。米医療機器部品メーカーのダイナフローと協力して月間1万個を生産し、医療機器メーカーに納入する。ホンダの生産技術を移植して部品メーカーの生産能力も増強する。米国では新型コロナウイルスの感染拡大により人工呼吸器の増産が急務になっている。中西部オハイオ州のホンダの技術研修センターに設備を設置し、週に2000個のコンプレッサーを生産する。ペンシルベニア州のダイナフローの工場にも機器や生産ノウハウを提供し、同社の生産能力を週75個から3倍強の250個に引き上げた。大手自動車メーカーでは、米ゼネラル・モーターズ(GM)や米フォード・モーターが自社の部品工場で人工呼吸器を生産している。

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