文科省、分野超えて基礎研究支援 AI、生命現象の解明など6項目


文部科学省は15日、分野の枠を超えて基礎研究を支援する「戦略的創造研究推進事業」の2024年度のテーマを決定した。人工知能(AI)を活用する「自律駆動による研究革新」、生命現象を解明する「未知の生体応答能力の発見」など6項目で、4月にも具体的な研究の公募を始める。科学技術振興機構(JST)と日本医療研究開発機構(AMED)が複数年にわたり、チームや個人の約600人に計約10億円を毎年助成する。日本を代表する研究者が「目利き」となって独創的な助成対象を採択、研究のアドバイスもする。数理科学を用いた地球規模課題の解決や、量子技術の生命科学分野への応用も選ばれた。

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