緩和ケア病棟運用延期/八戸市民病院


青森県八戸市の八戸市立市民病院は21日、新型コロナウイルス感染対策のため、27日に予定していた緩和ケア病棟の運用開始を延期すると明らかにした。運用開始日は国内の感染状況が落ち着いた時点で協議する。市議会民生協議会で報告した。緩和ケア病棟は北棟3階に位置し、病床数は20床。がん患者らの身体的、精神的苦痛を和らげる緩和ケアを専門に行う。同病院は現在、新型コロナウイルスの感染対策として、許可がない限り患者への面会を制限していることから、24時間面会可能とする計画だった緩和ケア病棟の運用開始は難しいと判断した。新型コロナウイルス感染症患者のための病床を新たに確保したことなどから、看護師の安定的な人員配置が難しいことも理由の一つ。同病院によると、既存病棟での緩和医療はこれまで同様に継続する。緩和ケア病棟の利用開始が延期となったことによる患者らへの影響はないという。

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