死別 悲しみに寄り添う 帯広第一病院 十勝初 グリーフケア外来開設


帯広第一病院は近親者や友人など大切な人を亡くした深い悲しみ(グリーフ)に寄り添う「グリーフケア」外来を始めた。同ケアを行う病院は管内で初めて。同病院で受診歴のある患者と死別した家族らの相談に乗り、心理的負担を軽減する。同病院の「がん看護相談支援室」が15日に開始。がん看護専門看護師の小里裕美さん(57)が対応している。小里さんは同病院に4年前から勤め、患者や病気で家族を亡くした人の相談に乗る中、「悲しみを抱えたまま周囲に相談できない遺族は多い」と実感していた。グリーフケアの名称を掲げて広く発信し、活用を促したいと病院側に提案して実現した。

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