皮膚のトラブルや病気を早めに見つけてもらおうと日本臨床皮膚科医会愛媛支部はこのほど、松山市大街道２丁目の松山三越と県医師会館をテレビ会議システムで結び、初のオンライン無料相談会を開いた。語呂合わせで「いいひふ」となる「皮膚の日（１１月１２日）」にちなみ毎年開催。例年は対面で相談を受けていた。今年は２９日に開催し、県医師会館にいる医師が松山三越に来た相談者から、しみなどの質問を受け、対応方法をアドバイスした。手あれや爪の相談に訪れた松山市の女子学生（１９）は「今まで不安だったが（新型コロナウイルス感染症対策の）アルコール消毒をやり過ぎないようにするなど対処方法を聞いて安心した」と話した。相談に応じた町野博医師は「コロナ対策で着けるマスクでアトピーなどが悪化する人も多い。皮膚疾患は新しい治療薬ができている。諦めず早めに相談してほしい」と話した。