臨床検査技師がPCR実技研修 コロナ感染拡大に備え


静岡県は25日、臨床検査技師を対象にしたPCR検査の実技研修会を藤枝市の県環境衛生科学研究所で開いた。新型コロナウイルスの感染などを理由に技師が不足したケースを想定し、検査態勢の拡充を図る目的。県内病院に勤める未経験の技師ら21人が手法を学んだ。
 新型コロナのPCR検査を行っている同研究所の職員らが講師を務め、参加者は検査時間や精度が異なる二つの手法に分かれて受講した。
 同研究所が採用する精度が高い検査方法を学ぶコースでは、受講者が自身から採取した検体に新型コロナウイルスの遺伝子を抽出する試薬を入れるなどの処理を施した。PCRの検査装置にかけて目的の遺伝子を増幅し、その結果と解釈についても理解を深めた。

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