クラスター防止対策チーム「C-MAT」 県が創設 拡大を最小限に


高齢者施設や医療機関などでの新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)発生を防ぐため、群馬県が現場で濃厚接触者の特定や有症者の把握などに一体的に取り組む対策チーム「C-MAT」を創設することが8日分かった。陽性者が確認され、クラスターにつながる恐れがある場合は即座に派遣し、感染拡大を最小限に抑える。 チームは災害派遣医療チーム(DMAT)に保健所の機能を加えたイメージ。県内に12カ所ある感染症指定医療機関などの専門医と看護師、保健所職員ら4人程度で編成する。対象施設に近い地域の医師らでチームを組み、陽性が確認された翌日までに出動する。 施設内では、感染リスクの低いスペースを確保するゾーニングなどの感染拡大防止措置、PCR検査対象者の検討、濃厚接触者の特定、検体採取、搬送先の調整などに当たる。DMATと保健所が個別に対応するよりも迅速で効率的な対応が期待できるという。

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