千葉の研究機関と海外企業、ネットで仲介 ジェトロ


日本貿易振興機構(ジェトロ)千葉貿易情報センターは、医療・健康分野の海外企業と千葉県内の研究機関をオンラインで結びつける取り組みを始める。新型コロナウイルスの影響で海外との往来が制限されるなか、新たな形でマッチングを支援する。ジェトロが発掘した海外企業の概要や製品などの情報を、取り組みに参加する研究機関や大学、企業などに送る。気になる海外企業があれば、ジェトロを含む3者でテレビ会議システムを使ったオンライン面談を実施。必要に応じて通訳も同席させる。対面方式による海外企業とのマッチングイベントは移動や手間がかかるため「オンラインでの取り組みは効率的だ」(佐藤拓所長)との期待もある。国立がん研究センター東病院(柏市)や県がんセンター(千葉市)、千葉大学が参加しており、海外企業も欧米を中心に医薬品、医療機器メーカーなど30社ほどが関心を示しているという。ジェトロ千葉は今後も、ウェブ上でのセミナーや商談会などオンラインを活用した支援を拡充する方針。佐藤所長は「参加企業数を増やし、国内外の連携を促したい」と話している。

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