札幌市、発熱外来を設置 PCR検査は1日数千件に


札幌市の秋元克広市長は5日、新型コロナウイルスの感染再拡大に備え、市内に発熱外来を設置するなど医療体制を強化すると発表した。検査が比較的容易な唾液によるPCR検査を増やし、秋までにPCR検査を現在の1日当たり580件から、数千件規模に拡大する考えを示した。市は現在、医療機関に15カ所の帰国者・接触者外来を設けている。インフルエンザの流行で検査希望者が増加するのを見据え、医療機関と連携して増設する。感染が広がるすすきの地区には臨時のPCR検査センターを設けるほか、各店舗で検体を採取する出前型PCR検査も実施しており、検査体制の拡充を進めている。介護老人保健施設「茨戸アカシアハイツ」で集団感染が発生したことを受け、事前登録した介護人材を派遣する制度についても北海道と協議を進める。札幌市では感染再拡大の懸念が広がっている。

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