湖西市新所岡崎梅田入会地の浜名病院は8月1日、介護と医療が必要な人を支援する入居施設「介護医療院」を開設する。
介護医療院は病院の部屋よりも居住空間の快適性が高く、医師や看護師が夜間も常駐するため医学的管理を受けやすい。病院5階フロアの介護療養型医療施設を44床の介護医療院に改めた。
1部屋に1~4床が入る。各部屋にバリアフリートイレと洗面所を設置。プライバシー空間をより確保するため、カーテンではなくパーティションで利用者のベッドを仕切っている。
利用は要介護1~5の人が対象。もしも症状が悪化した場合には、併設する病院に入院することなども考えられるという。
介護医療院は2018年に制度開始。国が病床削減のため廃止の方向で進めている介護療養型医療施設の利用者の受け皿として期待されている。
岡島百合子副院長は「病院ではなく入居者が生活する場なので、地域の人に入ってもらいやすい空間をつくっていきたい」と話した。レクリエーションやクラブ活動も充実させていきたいという。