新発田にPCR検査センター27日開設 ドライブスルー方式で検体採取


新潟県は21日、新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査センターを27日に新発田市内で開設すると発表した。今後の検査依頼の増加に対応するとともに、検査の効率化と院内感染防止を図る。車に乗ったままテント内で検体を採取する「ドライブスルー方式」で、1日最大10件の検査が可能。8月3日から予約に応じて検体採取を行う。 同センターは、県の委託を受け、新発田北蒲原医師会と下越総合健康開発センターが運営する。当面は月・水・金曜の午後2時~4時に開設し、検査依頼が増加すれば月-金曜に拡大する。医師と看護師、事務員ら計8人が詰め、医師は同医師会に所属する19人が当番制で対応する。場所は非公表。現時点では、2021年3月末までの設置が決まっている。 新発田保健所管内の新発田・阿賀野・胎内・聖籠の3市1町のかかりつけの医療機関で診察を受け、医師がPCR検査が必要と判断した人が対象。帰国者・接触者相談センターを経由しなくても、かかりつけ医の予約で検査が可能になる。場合によっては同センターから紹介を受けた人も対象になる。比較的軽症で、ドライブスルー方式で安全に検体採取できることが条件。予約の上、患者は車で出向く。 同医師会の笹川康夫会長は「新型ウイルスとは長い期間闘わないといけないと思っている。力を合わせ、全力を挙げてこの地域の感染防止に努めたい」と意気込みを語った。

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