<新型コロナ>ピーク時に1400床確保へ、埼玉県が計画 厚労省が患者数予測、ホテルの確保も目指す


県は14日、新型コロナウイルスの感染拡大を見据えた国の新たな患者推計に基づき、ピーク時に県内医療機関に1400床(うち重症200床)を確保する計画を発表した。同日の定例会見で大野元裕知事は「新しい病床確保計画に基づき、患者受け入れに協力する医療機関と調整に努める」と話した。厚生労働省は6月19日、今後を見据えた感染症の医療提供体制整備に関する資料として、都道府県別にピーク時の陽性患者数を発表。埼玉県ではピーク時の陽性患者数は2215人、入院患者数は1073人、そのうち重症者数を155人と予測している。県ではこの推計に基づき、確保すべき病床数を、小康期140床(うち重症20床)、拡大兆候期600床(同90床)、拡大期1千床(同150床)、ピーク時1400床(同200床)の4段階で設定。現在の状況を拡大兆候期にあるとしており、今後、入院患者数や重症ベッド使用率などの状況により、次の段階に移行するとしている。宿泊療養者数についても国の推計から、ピーク時を1142人と想定。消毒や清掃が必要なことから、稼働率を80%と見込み、ホテルなど、1450室の確保を目指し、事業者へ呼び掛ける。

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