道内の公道で4月から、2人乗りのタンデム自転車の走行が解禁される。視覚障害者も楽しむことができ、サイクリング観光への活用も期待される。特有のふらつきなどがあり、道警は特徴を理解して走行するよう注意を促している。タンデム自転車はサドルとペダルが二つずつ、前後に並ぶ。後ろの席はハンドル操作が要らないため、視覚障害者も乗ることができ、パラリンピック種目にも採用されている。一般の自転車に比べて小回りが利きにくく、発進や停止時に2人のタイミングを合わせないと、ふらつき、転倒する恐れもある。安全面を考慮し、道内での走行は道公安委員会規則で自転車専用道路に限定されてきた。近年、観光振興などを目的に全国で解禁の動きが広がり、道警も検討を開始。実際に市民に乗ってもらうなどし「特性を把握すれば、安全に走行できると判断した」という。