在宅ケア認定看護師を養成、徳島大で4月開講


徳島大学は4月、在宅ケア分野の認定看護師を養成する教育課程を開講する。認定看護師は「緩和ケア」「感染管理」などの分野で熟練した技術や専門知識を持ち、日本看護協会が認定する。2019年に在宅ケア分野は「訪問看護」から名前を変更した。徳島大によると、この分野の認定看護師教育課程は全国初という。気管や胃ろうのチューブ交換など、看護師が医療行為の一部を医師に代わってする「特定行為」の研修が新たに組み込まれている。教育課程は4月から1年間。働きながら通いやすいよう、木~土曜に原則開講し、eラーニングも活用。臨地実習先として中四国の各県と兵庫県の訪問看護ステーションを選べるようにした。入学試験は23日で、募集人員は20人。5年以上の看護実務経験などが必要。13日まで出願を受け付ける。問い合わせは、大学院医歯薬学研究部の看護リカレント教育センター(088・633・9030、https://www.tokushima-u.ac.jp/recurrent/)へ。11日午前11時と午後8時から、センター設立を記念した市民公開講座「在宅で療養するということ」が県内全域のケーブルテレビで放映される。(斉藤智子)

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