オリンパス、内視鏡を自主回収 体内に部品が残る事例も


オリンパスは25日、医療機関向けに販売した2種類の内視鏡計約4150台の自主回収を発表した。このうち国内と海外の医療機関向けに約250台販売した胆道用の内視鏡は、手術中にゴム部品の破片が患者の体内に残る事例が米国で確認された。同社によると、破片は取り除かれて健康被害は確認されていないという。欧米の医療機関向けに約3900台販売した気管支用の内視鏡は、同社の他の製品と比べて内視鏡による感染が疑われる事例数が多く、感染症のリスクが高まる可能性があると判断した。いずれの製品とも製造・販売をすでに終えており、販売先の医療機関はすべて把握しているという。同社は「医療機関と患者の皆様にご心配とご迷惑をおかけしますことを深くおわび申し上げます」としている。(内山修)

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