無許可再生医療 大阪医科大元講師に罰金30万円


大阪医科大学(大阪府高槻市)の男性元講師(52)が在職中の昨年春、再生医療に使う脂肪幹細胞を無許可施設で培養した事件で、茨木区検が再生医療安全性確保法違反罪で元講師と、共同研究先だった医療関連会社の男性元幹部(62)を略式起訴し、茨木簡裁がいずれも罰金30万円の略式命令を出していたことが13日、分かった。起訴状などによると、2人は共謀し昨年3~5月、知人のクリニック元院長(82)ら2人から脂肪幹細胞を採取し、許可を受けていない同医大内の施設で培養したとしている。また、大阪地検は培養などに関与した元講師の部下3人と、同細胞を提供した元院長と獣医師の計5人については不起訴(起訴猶予)処分とした。

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