日本ベクトン・ディッキンソン(日本BD、東京・港)は7月から、長野県上田市の薬局で国内初のデジタルショップディスプレーの実証実験を始めた。ディスプレーは一般用医薬品向けで、大画面に薬の情報などを表示できる。実証実験を経て、2021年の市場投入を目指す。日本BDが上田市のイイジマ薬局に導入したのは「BD Rowa Vmotion デジタル・シェルフ」。ディスプレーは薬の作用や特徴をはじめ、様々な情報を管理する。薬局の接客者の技能レベルによらず、適切な服薬指導が可能になる。また、医薬品を販売した顧客情報も管理できるため、過去のデータを利用して最適な服薬指導につなげられる。同薬局では、日本BDの薬局ロボット「BD Rowa Vmax」も導入した。システムによる在庫管理などで、薬局の業務効率が大幅に改善されるという。