[関西]島津製作所、渡航者PCR検査事業を開始…「陰性証明書」も発行


島津製作所は6月30日、海外渡航者向けの新型コロナウイルスのPCR検査事業を始めたと発表した。唾液を使った検査で、1時間程度で新型コロナの感染の有無を調べる。海外出張などの際、感染していないことを示す「陰性証明書」が必要な企業やビジネス客の需要を見込む。「医療法人知音会御池クリニック」(京都市中京区)で来院者の唾液を採取し、島津の施設で検査する。来院者は3万6000円(税別)を負担する。無症状の人の検査は保険適用にはならないため、自由診療となる。クリニックでは、検査結果の証明書も発行する。新型コロナの流行が収まりつつある国や地域では、渡航制限を緩和する動きが広がっている。渡航者は、訪問先の企業などから、陰性証明書の提出を要求されるケースも多い。島津は6月上旬にPCR検査事業に参入した。京都府や京都市の行政検査を引き受けており、「今後は新たなニーズに対応していく」(担当者)考えだ。

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