奈良県看護協会が潜在看護師らにワクチン接種講習会


奈良県看護協会(橿原市四条町)が18日、新型コロナウイルスのワクチン接種に従事する予定の看護職らへの講習会を開いた。看護職(准看護師を除く)の資格を持つ未就業の県民を中心に約30人が参加し、感染症の基礎知識やワクチン接種で行う筋肉注射の技術を学んだ。講習前半は県立医科大学付属病院の医師が講師を務め、新型コロナウイルスの特徴や、ワクチンの副反応への対応などについて講義した。後半は宇陀市立病院の看護師が正しい筋肉注射の方法を紹介。皮下注射と比較しながら、腕の模型と注射針を使った実習を交えて指導した。県看護協会によると、看護職の求人情報などを扱う県ナースセンターには、県内市町村から90人を超える求人が寄せられているという。同協会の西岡令子・専務理事は「潜在看護師のみなさんの力を借りて、安心で安全なワクチン接種をスムーズに進められるよう支援したい。ここから看護師への復職にもつなげたい」と話した。(平田瑛美)

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