大分県は11日、障害のある人が持つ身体障害者手帳や精神障害者保健福祉手帳などについて、持ち運びしやすいカード型の交付申請を23日から受け付けると発表した。厚生労働省の2019年4月の省令改正で、自治体判断で発行が可能になったのを受けた措置。県によると、全国の自治体に先駆けて申請を始めるという。県は利便性を高めることで「障害者の社会参加につなげたい」としている。手帳を提示する時に周囲の視線が気になるなどとして導入を求める声も寄せられていた。従来の手帳は紙製で大きかったが、カード型は免許証と同じサイズになる。10月から交付する。交通機関にも周知を図る。