静岡県、医師の復職支援 研修や病院紹介


静岡県は医師の復職を支援する。定年退職を迎えたり、子育てなどの理由で1度離職したりした医師が医療現場に復帰しやすいよう研修を施す。静岡県医師会と連携し、医師の足りない医療機関を紹介する。勤務医が不足する総合病院や過疎地の診療所などで地域医療の担い手を増やす狙いだ。復職希望者を対象とした研修の募集を始めた。県が指定する病院で約1カ月間、指導医のもとで症例や最新の医療技術などを学んでもらう。県医師会と組み、登録した医師に職業紹介する「ドクターバンク」の事業も2020年度に始めた。県はほかの都道府県に比べて総合病院などの勤務医が不足しており、人材のマッチングを進めていく。県によると人口10万人あたりの県内医師数は18年時点で210.2人と、全国平均の246.7人を大きく下回る。47都道府県の中では40位と低水準にとどまる。

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