スマホにワクチン接種記録 米で開発、世界に普及目指す


マイクロソフトやオラクルといった米IT大手や医療機関、非営利団体の連合は14日、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種記録をスマートフォンで確認できる仕組みを開発していると発表した。職場や学校、イベント、旅行を再開する際などに利用されることを想定しており、世界標準となることを目指す。暗号化されたワクチンの接種情報をスマホなどの「デジタル財布」で保管する。スマホを持っていない人は、QRコードが印刷された紙を受け取れるようにするという。ニューヨーク・タイムズ紙によると、米政府は、コロナのワクチンを接種すると、製造業者や接種日などを記載した紙のカードを渡す仕組みを作った。しかし現状では、人々がワクチンの接種記録にオンラインで簡単にアクセスし、仕事や旅行で活用する制度はない。今回の構想は「デジタルワクチン証明書」「デジタルワクチンパスポート」と報じられるなど、実用化に注目が集まっている。(共同)

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