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全国健康保険協会(協会けんぽ)山形支部の2019年度の健診受診率が被保険者、被扶養者ともに全国で過去最高となったことが14日、同支部への取材で分かった。都道府県別で被扶養者は10年連続、被保険者は7年連続で全国トップとなった。同支部は受診率上昇の要因に県内の企業・団体の健康経営に対する意識の向上を挙げている。
同支部によると、19年度は40歳以上の被保険者約16万6300人を対象とした特定健康診査の実施率が84.6%で、全国で過去最高だった18年度からさらに2.2ポイントアップ。2位の新潟支部の77.5%を大きく引き離した。
同じく40歳以上で被保険者の家族など被扶養者約4万700人の実施率は41.1%で同1.9ポイント上昇。やはり全国で過去最高だった17年度の山形支部の数値を更新した。2位の山梨支部は40.4%だった。
特定健康診査は基本的に▽腹囲測定▽血圧測定▽血液検査▽尿検査―など8項目を行う。山形支部は16年、県内事業所を対象に「やまがた健康企業宣言」を導入し、登録数は開始5年目で千社を超えた。会社単位で健康増進活動を促し、働きやすい環境整備を応援する制度で、社員の健康を重視した職場づくりを進めている。
さらに19年には県内商工会など経済団体と健康経営の普及に関する連携協定を結び、従業員の健診受診率アップを目指している。同支部は経済界との連携した取り組みも、受診率の上昇につながったとみている。
同支部の担当者は「健康経営の理念が県内で浸透し、健診の重要性について理解が図られている。県民の健康への意識も高まっている」と話している。
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