小中学生ら盲導犬を学ぶ 県視覚障害者支援センター 津で学習会 三重


【津】盲導犬と視覚障害について学ぶ学習会が6日、三重県津市桜橋二丁目の県教育文化会館であり、県内各地の小1―中2の親子17組29人が参加した。県視覚障害者支援センターが視覚障害への理解を深めてもらおうと中部盲導犬協会=名古屋市港区=に依頼し今年5回目。同協会盲導犬歩行指導員の武重良太さん(32)らと訓練犬でオスのラブラドルレトリバー、ローヴァー君が講師を務めた。武重さんらは「盲導犬と一緒に歩くことで視覚障害者は安心して外出できる」とする一方で「今活動しているのは日本で928頭、三重で10頭」と少なく、「1頭を育成するのに約500万円必要で寄付や募金で賄われている」と現状を紹介した。ローヴァー君の歩行訓練の実演もあり「街中で盲導犬に出会っても気を引く行為をしない」「迷っている視覚障害の人がいたら人の側から声をかける」などの注意点を挙げた。

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