医療的ケア児(医ケア児)への公的な通学支援が乏しい状況の改善などを訴え、盛岡市の母親有志ら4人は4日、同市に医ケア児への支援拡充を求める要望書を提出した。本県では特別支援学校への通学距離が長いケースが多く、ニーズも拡大している。だが、緊急時の安全確保の懸念や財政面の制約もあり、多くの自治体は支援に踏み出せずにいる。保護者らは「わが子に社会とつながり学ぶ場を」と対応を切望する。要望書は盛岡市の小川知代さん(32)が代表して提出。普通校や保育園への看護師配置、相談体制整備、親やきょうだい児への支援拡充などを盛り込んだ。