産業医の活動 半数がオンラインに 民間調べ


新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、産業医の業務のオンライン化が進んでいる。産業医と企業とのマッチングを支援するエムステージホールディングス(東京・品川)が調査したところ、半数の産業医がオンラインで実施したと回答した。「通常通り訪問した」という回答は2割にとどまった。インターネットを通じて6月11~17日に調査し、産業医90人から回答を得た。同社の担当者は「コロナ禍で普段以上に産業保健活動の必要性が高く、オンライン化が進んだ」と見ている。コロナ禍における産業保健業務について、「オンラインで実施した」(50%)が最も多く、「通常通り訪問した」(19%)と続いた。「キャンセルした」(12%)、「延期した」(10%)などの回答もあった。オンラインで実施した業務内容を尋ねたところ(複数回答)、「衛生委員会」が83%で、最も多かった。他には「契約企業との面談」(44.7%)、「社員からの健康相談」(38.3%)、「社員向け健康教育」(34%)などがあった。

関連記事

ページ上部へ戻る