群馬、埼玉県境の医療体制充実に向け、管轄が隣接する伊勢崎、藤岡の両保健福祉事務所と本庄保健所(埼玉県本庄市)による情報交換会が設置されることが5日、分かった。埼玉県北部は人口が多い同県南部ほど医療体制が充実しておらず、伊勢崎、藤岡両地域への患者流入が多い。県境を越えて結び付きの強い地域同士で課題を共有し、救急や災害医療などの面で連携強化や円滑な業務遂行の手法を探る。 群馬、埼玉両県によると、救急医療や地域医療構想、災害時医療、地域包括ケアシステムの分野で取り組みを共有、協議することを申し合わせている。