ローソンは3日、JR秋田駅前に介護相談窓口を併設したコンビニエンスストアを開いた。ケアマネジャーや管理栄養士らが介護について無料で相談に乗る。介護相談窓口を持つ店舗は全国で25カ所目で、東北では初めて。健康関連のイベントを開くなどして、高齢化率の高い秋田市で高齢者らを呼び込む狙い。ローソン秋田駅西店を改装オープンした。介護相談窓口は「介護老人保健施設かみの里」を運営する社会福祉法人成光会(秋田市)が担う。介護相談は月~土曜日の午前9時~午後5時に乗る。栄養相談は水曜日と金曜日の午前9時~正午。隣接するサロンスペースでは健康体操講座や栄養講座などのイベントを開く。かみやすいレトルト食品、つえやおむつといった介護関連商品約100種類もそろえる。同店はもともと一般用医薬品400種類も扱う。ローソン新規事業本部の金子大作シニアマネジャーは「健康と介護のハイブリッド店舗で、高齢者の来店動機を高めたい」と話した。成光会の佐藤裕則理事長は「様々な職員の能力を生かして地域に貢献したい」と述べた。