ペットと入所 生活楽しく 金沢に障害者女性向け施設


犬や小動物 居室内で飼育 精神、知的障害のある女性がペットや保護犬と暮らせる入所施設「グループホーム トモニ」が、金沢市高畠で開所した。こうした施設は県内でも珍しいという。動物と一緒にいることで入居者にリラックスして過ごしてもらうとともに、施設入所を理由に飼えなくなり、結果的に殺処分されるペットを減らす狙いがある。(高橋雪花)入所体験に来た精神障害者の女性が、共有スペースの机で折り紙を作る。その足元では、ペットのトイプードルが元気に駆け回る。女性は時折抱っこして、膝の上にのせる。「楽しいわね。寂しくない。夜は一緒に寝られるしね」トモニは介護、福祉事業を展開する企業「インテグラルウェルフェア」(同市)が一日に開所した。障害者手帳を持つ女性が四人まで入居でき、現在は一人が暮らしている。目玉はペットと入所できること。居室内で入居者が飼育する。トモニには、引っ越しを機に飼い主がいなくなり、引き取った雌のシーズー「ミク」もいる。スタッフ五人のうち一人は、日本愛玩動物協会(東京)が認定する「愛犬飼育スペシャリスト」の資格を持っている。同社によると、「アニマルセラピー」のように、動物といることで入居者の精神状態が安定する効果が期待できる。入居者には犬の散歩にも行ってもらう予定で、散歩中に近所の人とあいさつすることで社会性も身に付けられる。さらにスタッフからは、犬の話題を共有できるため「入居者とコミュニケーションが取りやすい」との声もある。ペットと暮らすグループホームの開設は、同社が運営する高齢者向けデイサービスの利用者の声がきっかけとなった。犬と一緒に暮らす利用者から「老人ホームに入った場合に娘や孫に預けるのが難しく、どうしよう」と相談を受け、発案したという。担当者の堂下大輔さん(31)は「施設に入るためペットと一緒に過ごすことをあきらめることなく、一緒に過ごせる場所。ぜひ見学に来て」と話している。犬以外の小動物とも入居できる。居室内で管理するため、大型犬は不可。(問)トモニ076(292)7217関連キーワード

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