高度型がん診療連携拠点 大垣市民病院を指定


岐阜県大垣市南頬町の大垣市民病院は、厚生労働省から地域がん診療連携拠点病院(高度型)の指定を受けた。地域の拠点病院として質の高いがん医療を提供できる環境を整え、患者らの安心につなげる。地域がん診療連携拠点病院は高度型、一般型、特例型の3種類があり、高度型は▽診療実績が優れている▽高度な放射線治療を提供できる▽緩和ケアの提供体制を整備している-などが指定の要件となる。全国348の地域がん診療連携拠点病院のうち高度型の指定は47病院で、岐阜県では初めて。大垣市民病院は、2018年度の診療実績ががん手術1331件、抗がん剤治療8283件、放射線治療1万633件などと多いほか、患者らの話を聞く「がんサロン」や、療養や仕事の悩みの相談に乗る「がん相談支援センター」に取り組んでいることなどが評価された。金岡祐次院長は「がん患者のQOL(生活の質)の向上のため、がん拠点病院としての役割をさらに広げたい」と話している。

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