草津総合病院「コマンドセンター」導入 情報一元管理で効率運用


草津総合病院(草津市)などは二十三日、病床管理や医療スタッフの配置などのデータを一元的に管理する「コマンドセンター」を導入したと発表した。新型コロナウイルスへの対応で病床数が制限され、医師や看護師らスタッフの業務負担が増している中で、病床の効率的な運用と、病棟間のスタッフの応援態勢の強化につながると期待されている。従来は複数のシステムで管理していた病床の空き状態や入院患者の容体といった情報を、センターで一元的に管理。情報を即時に把握できるようにして、患者の入退院の流れを円滑化する。また、各病棟の看護師の人数や業務量を点数化して、数時間先の業務負担を予測することで、必要に応じた病棟間での応援人員の派遣が可能となる。システムは、米国の医療機器メーカー「GEヘルスケア」が開発し、草津総合病院では半年間の実証期間を経て、四月に本格稼働した。同病院では、コロナの入院患者を受け入れるために、本来は急性期の患者を受け入れる病床を削り、コロナ病棟としている。病院を運営する社会医療法人「誠光会」の北野博也理事長は「センターの稼働で効率的な病床の運用が可能となり、一般病床の数が限られていても従来の…関連キーワード

滋賀

関連記事

ページ上部へ戻る