東和薬品と国立循環器センター、認知症予防を共同研究


認知症は脳の血管に老廃物である「アミロイドβ」が蓄積されるのが一因とされている。同研究センターでは、これまでに動物実験でタキシフォリンが老廃物を抑え、認知機能が正常に近い状態まで回復することを確認してきた。共同研究では、人間での治験などを行って認知症の予防効果があるか調べる。日本で高齢化が急速に進む中、高齢になっても介護を必要とせずに暮らせる「健康寿命」を延ばすことが重要になる。特に認知症は、健康寿命を損なう原因となっている。認知症を予防するため、科学的に裏付けのある食品やサプリメントの開発が期待されている。同社は19年7月に同研究センター内に「健都ヘルスケア科学センター」を開設。健康寿命を延ばすための薬や治療、予防などの研究に取り組んでいる。

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