ピエール・ファーブル、 MET遺伝子変異を伴う非小細胞肺がんを含む固形がん患者を対象とした治療薬PFL-002/VERT-002のIND申請を発表
フランス、カストル, 2024年6月6日 /PRNewswire/ — ピエール・ファーブルは本日、非小細胞肺がん(NSCLC)を含む固形がんを対象としたPFL-002/VERT-002のファースト・イン・ヒューマン(FIH)第I/II相臨床試験を開始するため、米国食品医薬品局(FDA)に非小細胞肺がん(NSCLC)を含む固形がんを対象とした治験薬(IND)PFL-002/VERT-002の申請を行ったと発表しました。
PFL-002/VERT-002第I/II相試験は、他の治療に対する耐性機構として獲得されたものを含むMET 遺伝子変異のあるNSCLC患者を対象に、PFL-002/VERT-002の安全性、忍容性、薬物動態(PK)、薬力学(PD)および予備的有効性を評価することを目的とした多施設での国際共同試験となります。FDAは申請書を審査し、その可否を決定します。
ピエール・ファーブルのメディカルケア部門研究開発責任者であるフランチェスコ・ホフマンは、「当社は、今年後半にPFL-002/VERT-002のファースト・イン・ヒューマン試験を開始できることを楽しみにしています。この新薬は、NSCLCを含む MET遺伝子変異がみられる固形がん患者にとって、差別化された作用機序を有する新たな治療の選択肢として、大きな可能性を秘めていると確信しています」と述べています。
PFL-002/VERT-002について
PFL-002/VERT-002は、バーティカル・バイオが開発したモノクローナル抗体で、 MET遺伝子変異または増幅を示す非小細胞肺癌(NSCLC)を含む固形癌患者における疾患の原因として知られる c-METの分解剤として作用する、ユニークで差別化された作用機序を有します。この抗体は、ピエール・ファーブルが買収したバーティカル・バイオによって前臨床的に最適化されました。
ピエール・ファーブルは、PFL-002/VERT-002の臨床開発を進めており、2024年末までにFIH試験に最初の患者を登録したいと考えています。
ピエール・ファーブルの研究開発パイプラインとポートフォリオについて
ピエール・ファーブルは、研究開発パイプラインに複数の資産を追加することで、プレシジョン・オンコロジーへの取り組みを拡大しています。スコーピオン・セラピューティクスとの提携では、PFL-241/STX-241およびPFL-721/STX-721の2つの変異型選択的EGFR阻害剤を、EGFRが関与する非小細胞肺癌(NSCLC)患者の治療薬として開発します。また、バーティカル・バイオの買収により、PFL-002/VERT-002は、MET遺伝子変化によって駆動される固形癌を対象とした臨床試験を実施する予定です。 さらに最近では、汎RAF阻害薬エクサラフェニブをキネイト・バイオファーマから買収し、RAS/RAF駆動性固形がんに対する標的治療の選択肢を広げることを目指しています。ピエール・ファーブルは、BRAF、MEK、HER2をターゲットとする既存のプレシジョン・オンコロジー・ポートフォリオを、それぞれエンコラフェニブ、ビニメチニブ、ネラチニブで補完することに取り組んでいます。
プレスコンタクト :
Laurence Marchal
laurence.marchal@pierre-fabre.com
(日本語リリース:クライアント提供)
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