アレルギー制御する仕組み解明 秋田大、ぜんそくなど新治療法も


秋田大などの研究グループは14日、慢性気道アレルギーを引き起こす免疫細胞の活性化を制御する仕組みを解明したと発表した。ぜんそくやアトピー性皮膚炎などの新たな治療法開発につながる可能性がある。秋田大によると、慢性アレルギーは、気道や皮膚に存在する免疫細胞が活性化し、炎症を引き起こす物質を生み出すことで発症する。これまで活性化し過ぎた免疫細胞が、体からどのように除去されるのか分かっていなかった。人為的にぜんそくを発症させたマウスで免疫細胞の働きを調べた。免疫細胞が過剰に活性化すると、異物を除去する細胞「マクロファージ」が、免疫細胞が死ぬように誘導していることが判明した。

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