アンジェスの新型コロナワクチン、動物実験へ


大阪大学発のバイオ企業アンジェスは26日、現在開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、動物へ投与する試験を始めたと発表した。マウスとサルへ投与し、2~3カ月で安全性と有効性を確認した後、早ければ9月にもヒトへの臨床試験(治験)を開始する予定だ。アンジェスは今月5日、大阪大学やタカラバイオと共同で、新型コロナウイルスのワクチンを開発する方針を発表。会見時に示した最短のスケジュールで開発が進んでいることになる。24日にはワクチン候補となる原薬を製造したことを発表していた。英グラクソ・スミスクライン(GSK)など世界の製薬大手もワクチン開発に乗り出している。感染拡大が続く新型コロナの抑え込みへ、各社の取り組みが注目される。

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