貼るワクチンで日本脳炎を予防 北大病院の研究グループ開発


北大病院の岩田浩明講師らの研究グループが、皮膚に貼るパッチタイプの日本脳炎ワクチンの開発に成功し、昨年末に英医学誌ランセットの系列誌に発表した。皮下注射に比べて少量で予防効果が得られたとしている。日本脳炎は、蚊を介したウイルスの感染症で、極東から東南、南アジアで流行。高熱、嘔吐や意識障害などが起こり、死に至ることもある。パッチは直径約1・5センチで、長さ約1ミリのワクチンを含んだ針が109本付いており、貼ると体液などで溶ける。

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