「診療情報」スマホで閲覧 福島・大原綜合病院、7月から運用


福島市の大原綜合病院を運営する大原記念財団は15日、患者が自らの健康診断情報や診療情報を保管し、スマートフォンなどでいつでも閲覧できるウェブサービス「カルテコ」を県内で初めて導入すると発表した。7月1日から運用を開始する予定。厚労省が進めている「パーソナルヘルスレコード」(PHR、生涯の健康・医療情報を自ら管理)の活用に合わせた取り組み。医療情報のネットワーク化に取り組んでいる会社「メディカル・データ・ビジョン」(東京)が提供する情報システムを導入し、患者のPHRを可能とする。ウェブサービスを通してPHRを活用することで、自らの健康状態に合ったサービス提供ができる。また災害時に薬の処方を受けられたり、オンライン診療でも診察がスムーズになったりする。佐藤勝彦理事長は「健康診断での疾病の早期発見、治療・療養生活の質向上などにもつながる」とした。

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