オンライン診療を体験 浜松市役所に移動車両、鈴木市長ら患者役


浜松市は18日、天竜区春野町で実証実験を行っている移動診療車を使った「オンライン診療・服薬指導」の実演会を市役所で開いた。鈴木康友市長や市議が患者役となり、タブレット端末を通じて遠隔地にいる医師による問診などを体験した。
 実証実験は磐周医師会や杏林堂薬局などと連携して実施。自家用車などでの自力通院が困難な患者宅にワゴン車型の移動診療車で訪ね、車内に設置されたタブレット端末を通じて診察や服薬指導を行う。看護師資格を持つ補助員が車に乗っていて、医師や薬剤師とのやりとりを支援する。
 鈴木市長は同町の診療所医師とのオンライン診療を体験。車内で血圧を測り、医師から「血液検査は受けていますか。数値や症状はどうですか」と問診を受けた。医師がファクスで薬局に処方箋を送り、鈴木市長は薬剤師の服薬指導も受けた。
 鈴木市長は「過疎地域に住む高齢者には便利な仕組みで、住民も安心できる。ぜひ実用化したい」と語った。

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