東京都、都立2病院にドクターカー


東京都は都立病院2カ所で、1日から医師が乗車し救急現場に駆けつける「ドクターカー」の運行を始める。広尾病院(渋谷区)と多摩総合医療センター(府中市)が実施する。重症者を医師が早期に処置することにより、救命率の向上を目指す。運行範囲は2病院それぞれの所在地から半径約3キロの区域とする。運行時間は平日の午前9時~午後5時で、東京消防庁が協力する。医師が病院からドクターカーで救急現場に出向き、患者の診察・処置に当たる。緊急度、重症度が高いと判断すれば、消防署から現場に駆けつけた救急車に医師が同乗し、処置をしながら近隣の医療機関に搬送する。医師は救急救命士にはできない医療行為ができるため、救命率向上に加え、後遺症を防ぐ効果も期待できる。

関連記事

ページ上部へ戻る