県は7日、国が健康寿命の指標の一つとしている国民健康保険中央会(東京)算出の「日常生活動作が自立している期間」が、2018年に県内は男性81・0歳、女性84・9歳となり、男女とも全国1位だったと明らかにした。過去に公表された10、13、16、17年分でも男女で1位となっており、5回連続で最長となった。
この指標は要介護度2以上を「不健康な状態」と定義し、平均余命から、この不健康な状態の期間を除いたもの。都道府県ごとの平均を算出している。阿部守一知事は記者会見で「地域の地道な取り組みや高齢者の就業率が高いことが結果につながっている」とした。
男性は長野に続き滋賀県が80・8歳、奈良県が80・4歳。女性は島根県が84・8歳で、大分県が84・7歳と続いた。全国平均は男性79・8歳、女性84・0歳だった。
一方、国が3年に1度行う国民生活基礎調査アンケートを基にして出す健康寿命は、最新の16年で長野県は男性が72・11年で全国20位、女性が74・72年で同27位にとどまっている。
(8月8日)