長崎大、腹腔内での「細胞シート」手術に成功 再生医療で世界初


患者自身の細胞を用いて作成した「細胞シート」を十二指腸腫瘍の治療に応用する新方式の手術に、長崎大の金高賢吾教授らのグループが成功した。腹腔(ふくくう)内手術に細胞シートを用いた世界初の再生医療。同大が28日、発表した。この手術では、十二指腸内にできた腫瘍を内視鏡手術で取り除くと同時に、腹部を約1センチ切開して細胞シートを挿入し、十二指腸の術部の外側に細胞シートを貼り付けた。細胞シートは、事前に患者の太ももから細胞を分離し7週間かけて培養。直径2.5センチ、厚さ0.1ミリの状態にしていた。

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