同協会は全国の自治医科大卒業者が中心となって、地方の診療所運営や、無医村への医師派遣などを行う公益社団法人で、本県への診療所設置は初めて。
置賜総合病院は地域の中核医療機関だが、近隣に「かかりつけ医」となる診療所などが少ないため、内科や整形外科、小児科を中心に初診患者が多く訪れている。本来の役割に集中する体制を整えるため、町は開業医の誘致に加え、医療従事者が暮らしやすい住宅地や商業施設を周辺に整備するメディカルタウン計画を策定。2023年度の梨郷道路開通に合わせた実現に向け、準備を進めている。
院長時代からメディカルタウン計画に関わってきた渋間所長は「置賜総合病院と連携し、子どもからお年寄りまで地域の要望に応えられる総合医療を提供する。将来的には介護や福祉分野とも連携し、地域医療を総合的に支えていきたい」と語っている。
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