坂口志文氏にコッホ賞 免疫反応抑える細胞発見


大阪大は8日、免疫学や微生物学の優れた研究をたたえるドイツのロベルト・コッホ賞の受賞者に、坂口志文(さかぐち・しもん)特任教授(69)が選ばれたと発表した。坂口氏は過剰な免疫反応を抑える「制御性T細胞」を発見、異物を排除するはずの免疫が体を攻撃してしまう自己免疫疾患や、アレルギーの治療研究に貢献した。がん治療への応用も期待されている。授賞式は11月にベルリンで開かれる。賞金は12万ユーロ(約1500万円)。ノーベル賞を受賞した京都大の山中伸弥教授、本庶佑(ほんじょ・たすく)特別教授も過去にコッホ賞を受賞した。

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