野球に取り組む子どもたちの肘のけがの早期発見につなげる「けが予防プロジェクト」(県高野連沿岸南支部主催)は24日、陸前高田市の高田高で開かれ、市内外の小学生約110人が肘の超音波(エコー)検査を受けた。奥州市のおおとし消化器科整形外科の大歳憲一医師(49)と、トレーナー昆太一さん(23)が検査。モニターで子どもたちに肘の状態を説明した。「野球肘」は自覚症状なしで発症するケースも多く、早期発見が重要となる。県高野連の普及振興委員を務める高田高野球部の佐々木雄洋監督(39)は「けがで野球を断念する子を一人でも減らしたい」と今後も継続する考えだ。