マイナ保険証の報酬加算見直し 厚労省議論スタート


厚生労働省は3日、健康保険証とマイナンバーカードが一体化した「マイナ保険証」を巡り、医療機関での患者の窓口負担が増える診療報酬加算の見直しに向けた議論を始めた。中央社会保険医療協議会(中医協、厚労相の諮問機関)に提起した。マイナ保険証で受診できる医療機関を増やすため、サービスの対価として医療機関が受け取る診療報酬を4月から加算。診療報酬の一部は患者が負担するため、窓口負担3割の人は初診で21円増、再診では12円増となり、批判が相次いでいた。この日の中医協で、委員から「マイナ保険証を使った方が得となるようにしてほしい」と見直しを求める意見が出た。

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