厚生労働省は、24日の自民党厚生労働部会で今通常国会提出予定の法案を示した。国立感染症研究所と国立国際医療研究センター(NCGM)を統合して新設する専門家組織「国立健康危機管理研究機構(仮称)」の関係法案は、3月下旬に提出するとした。同法案に合わせ、感染症の予防と患者への医療に関する法律整備を目的とした法案も提出する。政府は、既に感染症等の疾患に関する調査研究や人材養成のほか、国民の生命と健康に重大な影響を与える恐れのある感染症発生時と蔓延時に、疫学調査から臨床研究までを総合的に実施するため、感染研と国際医療研究センターを統合し、2025年度以降に新しい専門家組織を設置する方針を示していた。