静岡県、看護職めざす学生支援 学費貸与、全額免除も


静岡県は看護職をめざす学生を支援する。看護大学などの在学中に学費を貸与し、卒業後に指定する県内施設で5年間働けば返金を全額免除する。人口減少や高齢化が今後さらに進むなか、不足する地域医療の担い手を増やす。国や地方公共団体が設置する看護師養成所、大学の学生に「看護職員修学資金」として月3万2000円を貸し付ける。それ以外の設置者の養成所、大学では3万6000円、准看護師養成所では2万1000円とする。このほど県のホームページで募集を始め、5月21日まで申し込みを受け付ける。出身地は県内外いずれも対象とする。県内は医療機関の集積する静岡市や浜松市など都市部だけでなく、医療資源が少ない過疎地も多い。卒業後も県内の地域医療に従事する人材を養成し将来に備える。

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